まとめると、二段階推敲のやり方というのは、こういう風になる。
1.書き終わった物語をまずは一気に読む
2.執筆中に作った推敲レポートに記入しながら、もう一度最後まで読む
3.執筆レポートの中身を、以下の三種類に分け色付けする。
A 『構造に関わる、「機械的な」最優先の直し』……赤
B 『物語の進行に当たっての「機械的な」補修』……緑
C 『より細部を「それっぽく」するためのクリエイティブな直し・補強』……黄
4.A、B、Cの順に修正を加えていく。修正を加えた項目はグレーで塗りつぶす
5.全ての項目をグレーで塗りつぶしたら、推敲完了(もう一度①に戻ってもよい)
推敲はこういう手順で行う。進んでいる気がしなかった作業は、こうやって、項目を可視化することで、進んでいる実感を得ることができる。
これはカード方式と同じように、モチベーションを刺激してくれるやり方でもある。
カードが1枚進んだ日は1/56進んだのだし、推敲レポートを1項目塗りつぶしたなら、それは1項目分進んだという事なのだ。進んでいるという実感は、気分が良いよ。是非、やってみてほしい。