CARDステップ

CARDステップ

6.6CARDステップをおえて

これで、下準備はすべて終わった。キーボードが懐かしいね!カードを書き終わったら……、執筆が待っている! このプロセスを終えた段階で、構成の手法について仮免を出せるくらいの実践は、できていることになる。並べ終わったカードを見てほしい。...
CARDステップ

6.5心理描写に対する誤解と、「説明するな描写せよ」の正体

「心理描写」。これもまた、言葉ばっかり広まって、実態が曖昧な言葉の一つだ。 心の中を地の文で長々と説明するのが心理描写だと思ってるなら、それは大間違いだ。かといって、「読者はアホだから説明してあげなくちゃ。それが今の創作の流れ」では...
CARDステップ

6.4映画の手法でシーンを作ると受け入れられやすい、現代の小説の事情

市場の話に近づくことになるが、映画脚本のシーンの作り方を小説に使うことの利点について、述べておこう。ここには、現代の娯楽の環境が関係している。 小説は文字だけのメディアだ。以前も少し触れた通り、文字が印刷されたページに映像は映らない...
CARDステップ

6.3間延びしないシーンの作り方

では、シーンをどこから書けばいいのだろうか? パラダイムをきちんと書いて、書くべきことの焦点を絞ったとはいえ、それをシーンにする段階で、だらだらと書いてしまっては、テンポを損なう。 これについても、フィールドは、わかりやすい原...
CARDステップ

6.2設定を字の文で説明しない。映像で見せる

設定を、地の文で説明してはいけない。何故か? 退屈だからだ。 これまで口を酸っぱくして言ってきたように、読者が退屈だという現象はそのまま、書いているあなた自身を退屈にさせる(設定を書き連ねているのは楽しいかもしれないが、それは設定を...
CARDステップ

6.1「予定になかったプロットカードを追加する」のは戒律違反か?

あなたが第二幕の後半のカードを書いていた時、悪魔の誘いか神のお告げか、当初考えもしなかったシーンを思い付いた! おめでとう! カードを追加しようじゃないか! しかしその出来事が起こる地点は、既にカードを書き終わった、第二幕の前半だっ...
CARDステップ

5.3紙に書いた実物のプロットカード

実際、カードを書くとしたらどんな感じになるのか?これについて、気になる人は多いと思う。 フィールドが例に挙げた『テルマ&ルイーズ』の、第一幕のカードを書いてみたから、参考にしてみてほしい。 ■ぼくの書いた『テルマ&ルイーズ』...
CARDステップ

5.2パラダイムをシーンに変換していく流れ

パラダイムから具体的なシーンを考えていくわけだけれど、ぼんやりパラダイムを眺めていても、シーンは浮かんでこない。ではどうやってシーンを浮かべていけばいいのか? 答えは、「次のポイントに進むのに必要なシーンは何か?」を考えることにある...
CARDステップ

5.1CASE:プロットカードの実際のやらかし

ここまで話してきたのを聞いて、「シーンとシークエンスが違うものだという事はわかったけれど、そこまで厳密に区別するほどのものか?」と思った人もいると思う。 実際、多くの場合において、映画ほど気になることはない。小説が視覚表現ではないか...
CARDステップ

4.4流通している物語のシーンを、実際に14枚のカードに起こしてみる

では実際に、流通している物語のカードを並べてみよう。 ここでのサンプルは、フィールドの出した『テルマ&ルイーズ』という映画の例をそのまま引くのが適切だろう。 『テルマ&ルイーズ』は、旅行に出かけた二人の女性、テルマとルイーズの...
タイトルとURLをコピーしました