WRITINGステップ

WRITINGステップ

5.3WRITINGステップのおわりに

長かったテキストも、これで終わりだ。座学と下準備、不安を振り切る術を学んで、執筆作業が始まる。ちょっと物寂しい気もするけれど、ぼくとあなたは、まだ繋がっている。書くのはこれからなのだ。 執筆段階でのポイントは、まとめると2つだ。推敲...
WRITINGステップ

5.2修整箇所 ≠ 頭痛の種

原稿を書いていて、直したい箇所が出てくる。それはとても不安を駆り立てるものだ。推敲レポートに書かれた、作品への自己批判や問題点の指摘が増えれば増えるほど、気になってくる。これは、仕方のない話だ。 けれどここもまた、状況を誤認してはい...
WRITINGステップ

5.1秘密兵器その2:『スクラップ』のファイル

これは完全にぼくのオリジナルだ。原稿本文のファイルと、推敲用のレポートのファイル。これに加えて、ぼくはもう一つ、『スクラップ』のファイルを作っている。 このファイルには、推敲の段階でカットしたシーンやシークエンス、文章を、切り抜いて...
WRITINGステップ

4.4「手直しの公式」

キングがまだ十代で、落選の通知を貯めながら、ついてくる一言の寸評に大喜びしていた頃(あの大物にも、こういう時代があったのだ)、ある寸評で、キングの推敲方法は一変した。その寸評は、以下のようなものであった。 「悪くはないが、冗長。もっ...
WRITINGステップ

4.3作者にとって重要 ≠ 読者にとって重要

面白いエピソードがある。以前に軽く触れたね。久々のスティーヴン・キングだ。 キングは原稿を完成させてから、自身で推敲するだけでなく、何人かの親しい人に読んでもらってから、内容を修正するスタイルを取っている。 その時、キングは『...
WRITINGステップ

4.2推敲という「前提」が、執筆速度を上げる

この項目では、推敲によって執筆を加速させる考え方について話すよ。 推敲というプロセスについて知ることは、執筆速度を上げることに繋がる。伸び伸びと書き、スラスラと書き、たくさん書けるようになる。これらが推敲のやり方を知る利点だ。 ...
WRITINGステップ

4.1「書きながら投稿」は、してはいけない

シーンの不足に気づいたとき、シーンを追加したくなった時、カードから離れそうになった時、やる気が起きないとき。色々なことを話してきたが、その根底には常に、「執筆中のトラブルはその場で対応せず、推敲のときに対応する」という原則があった。 ...
WRITINGステップ

3.5気分が乗らないときに思い出す、偉大な作家の言葉

ぶっちゃけ、このテキストを書いているときでも、理由なく、書くのが億劫なことは何度かあった。書くことは決まっている。けれど、机に向かうのがただ面倒なのだ。YouTubeを見て、ゲームをして、それで一日が終わったこともあった。 トム・シ...
WRITINGステップ

3.4やる気が出ないときに思い出す、偉大な作家の情けない言葉

なんだかやる気が出ない、なんだか不安だ、自信が急になくなってきた。こういう感覚に襲われたことは、あなたにもあるだろう。ぼくにもある。そして、世の偉大な作家にも。 偉大な作家でも、不安になったり、やる気が出なかったり、打ちのめされてし...
WRITINGステップ

3.3「インスピレーションを待つ」は最低の悪手

モチベーション関連の話になるが、ぼくが知る中で最大の、悪手中の悪手が「書くためにインスピレーションを待つ」というものである。 インスピレーションは、待っていても湧いてこない。これはぼくが語気を強めて言っているわけではなくて、ロバート...
タイトルとURLをコピーしました