A&Cステップ

4.4あなたの物語の、どこを宣伝するのが効果的か?

専門外ではあるけれど、映画という、非常に大きな興行の世界で使われる宣伝の手法について、ぼくらにも学べることはある。それについて、一つ紹介しよう。 宣伝についてぼくらがすべきことは、作品の内容をちゃんと伝えることだ。例えるなら、時間というリソ...
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4.2サブキャラや脇道に逸れていい場所はどこか?

ここはもう、いつもの消去法だ。第一幕は状況設定で多忙、第三幕は解決のために多忙、第二幕後半はマジな話に引き戻された物語の舵取りで多忙。だから、結果的に第二幕前半に、すべて押し付けることになる。 BS2における、『サブプロット』や、『お楽しみ...
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4.1ギャグシーンはどこに入れればいいのか?

ここまで話してきて、薄々感づいている人もいるかもしれない。 基本的に『お楽しみ』は楽しい話題であり、ミッドポイント以降、事態は深刻化する。それはプロットポイントⅡへ向かうため、話が本筋に戻るからであり、ミッドポイントからは、物語を畳むのに必...
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3.3あなたの鬱展開は何に分類されるか?

前回話したように、鬱展開は書いても良い。第一幕で行った状況設定から、読者に何を期待させたかによってコントロールできるからね。 このとき大切になるのは、その物語の鬱展開がBS2上の何に分類されるか、正確に判別することだ。『お楽しみ』として鬱展...
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3.2鬱展開を売りにしたいあなたへの抜け道

読者が『お楽しみ』に何を求めるかで、話は全然違ってくる。 鬱展開をウリにしたいのなら、読者が『お楽しみ』に鬱展開を求めるようにすればいい。つまり、第一幕がカギになる。もう一度、先ほどの図を見てみよう。 ■期待させて応えるという形 第一幕は期...
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3.1読者は本当に嫌いなの? 鬱展開の扱い方

この手の話は、活発にディスカッションされているよね。鬱展開の是非について、「読者は毎日の生活で辛い目に遭っている、読書にそんなもの求めてない」とか。 一理あるけれど、これは単なる市場の声だ。その上、「俺TUEEEだけでは物足りない」とか、「...
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2.3あなたの物語の売りを書くべき場所

第二幕前半、『お楽しみ』は、あなたの物語の売りを書くべき場所でもある。 あなたは、『シャークネード』というテレビ映画を知っているだろうか? 竜巻によって、サメが海水と共に巻き上げられ、街にカリフォルニアの街にやってくるというモンスター・パニ...
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2.2「もし、ジョジョが奇妙な冒険だったら?」

荒木飛呂彦の漫画、『ジョジョの奇妙な冒険』は、能力バトルものだ(第三部からだって?まぁまぁ、細かい話は置いておこうよ)。敵スタンド使いとの戦いを通して、設定された目的に向かって行動していく。 この作品は、「もし、○○が○○だったら」を、とて...
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2.1パラダイムを作る最速の抜け道

ぼくが構成を学んで間もないころ、大学の頃の友達と、2人でお昼を食べに行った時の話だ。朝から遊んで、近所の中華料理屋で、担々麺と回鍋肉ご飯のセットが来るのを待っていた。彼が言った。 「前、テレビつけたら映画やっとって観たんやけど、なんやかんや...
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1.4創作の神秘VSテンプレ

構成の存在に気づいていないとき、物語は魔法のように素晴らしいものに見える。けど、もし構成の存在に気づいたとしても、今度は別の魔法が見えるだけだ。物語の素晴らしさが損なわれることはない。 その魔法とはキャラクターでありアイデアであり、彼らが見...