5日目:『文脈』とは何か?

『文脈』は「タイトルが決まった瞬間に視界が開けるあの体験」を狙って起こせる

『文脈』とはシーンの元であり、文脈を元にシーンを生成できる。

長編が苦手であっても、構成や「シーンの流れ」、「物語の流れ」というものを感じたことは、少なからずあると思う。この「流れ」が、『文脈』のことなんだ。

文脈に沿っていればそのシーンはしっくりくるし、文脈に沿っていなければ、そのシーンはしっくりこない。文脈は、シーンを作るガイドラインであり、品質を向上させてくれるガイドラインでもある。

次のシーンを書くのに必要なのは、たった一つ。この『文脈」』を知ることだ。

「ここ最近、何に関するシーンを書いてきたのか? この話題がひと段落するするのはどのシーンで、それまでに書いておきたいこと、書いておかねばならないことは何か?」

この質問に答えることができれば、そこからシーンを芋づる式に引き出すことができる。

新しい作品のタイトルや、次の1話、章のタイトル、次の展開の方向性が思いついた瞬間、書きたいシーンや書くべきシーンを一瞬で思いつく、あの体験をしたことは、誰でもあると思う。

あれは、タイトルなどの情報がそのまま、文脈の役割を果たしているんだ。文脈が判明したから、シーンを思いつく手がかりになったというわけ。『文脈』の概念がわかるようになると、これを意図的に引き起こせるようになる。

次のシーンを書くには、文脈を把握する必要がある。文脈を把握していれば、それを元にシーンを考えることができる。文脈が把握できていない場合、手掛かりがないから、次のシーンが思いつかなくて書けない。

シーンは文脈から生まれる。シーンの上には文脈がある。だから、文脈がわかれば、シーンを作ることができる。よって、書けるようになるんだ。

ワーク:あの体験を、理論立てて振り返る

今回は、あなたの体験を、文脈の概念に基づいて理論立てて言語化してみよう。自分の中で起きた現象を説明することで、より掴みやすくなるよ。

ワーク:あの体験を、理論立てて振り返る
以下の内容に当てはまる、過去の自分の体験を書いてみよう。

それじゃ、また明日! あの体験を言語化しようと取り組んだあなたに会えますように!