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6.2設定を字の文で説明しない。映像で見せる

設定を、地の文で説明してはいけない。何故か? 退屈だからだ。 これまで口を酸っぱくして言ってきたように、読者が退屈だという現象はそのまま、書いているあなた自身を退屈にさせる(設定を書き連ねているのは楽しいかもしれないが、それは設定を言語化す...
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6.1「予定になかったプロットカードを追加する」のは戒律違反か?

あなたが第二幕の後半のカードを書いていた時、悪魔の誘いか神のお告げか、当初考えもしなかったシーンを思い付いた! おめでとう! カードを追加しようじゃないか! しかしその出来事が起こる地点は、既にカードを書き終わった、第二幕の前半だった。 ひ...
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5.3紙に書いた実物のプロットカード

実際、カードを書くとしたらどんな感じになるのか?これについて、気になる人は多いと思う。 フィールドが例に挙げた『テルマ&ルイーズ』の、第一幕のカードを書いてみたから、参考にしてみてほしい。 ■ぼくの書いた『テルマ&ルイーズ』の第一幕のカード...
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5.2パラダイムをシーンに変換していく流れ

パラダイムから具体的なシーンを考えていくわけだけれど、ぼんやりパラダイムを眺めていても、シーンは浮かんでこない。ではどうやってシーンを浮かべていけばいいのか? 答えは、「次のポイントに進むのに必要なシーンは何か?」を考えることにある。 例え...
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5.1CASE:プロットカードの実際のやらかし

ここまで話してきたのを聞いて、「シーンとシークエンスが違うものだという事はわかったけれど、そこまで厳密に区別するほどのものか?」と思った人もいると思う。 実際、多くの場合において、映画ほど気になることはない。小説が視覚表現ではないからだ。け...
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4.4流通している物語のシーンを、実際に14枚のカードに起こしてみる

では実際に、流通している物語のカードを並べてみよう。 ここでのサンプルは、フィールドの出した『テルマ&ルイーズ』という映画の例をそのまま引くのが適切だろう。 『テルマ&ルイーズ』は、旅行に出かけた二人の女性、テルマとルイーズの、逃避行を描い...
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4.314枚目と21枚目と28枚目と35枚目と42枚目に書かれるべきシーン

カードの全体枚数を把握した。次は、パラダイムとカードの架け橋となるポイントについて話そう。 56枚のカードの内、14枚目と21枚目と28枚目と35枚目と42枚目に書かれるシーンは、パラダイム上のどこを目安にすればいいか、フィールドは教えてく...
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4.2プロットカードを実際に書いていく流れ

カードを書く流れは、びっくりするくらいシンプルだ。 まず、パラダイムを見る。左端のオープニングから、右端のエンディングに向かって、1枚ずつ、順番にカードを書いていくんだ。それだけである。 何事も、シンプルなものだ。奇をてらっておかしなことを...
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4.1プロットカードで守るべき、矛盾した2つの原則

1シーン1枚、これが基本のイメージだと、以前言ったね。そういうイメージでとらえてくれ、と。あの話には続きがある。シーンとシークエンスの話を終えた今が、その続きを話すときだ。 カード1枚には、原則として、1つのシーンを書く。が、もう一つの原則...
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3.2カード方式で物語を構成する利点

にしてもなぜ、カードを使うのだろうか? A4の用紙にタイプするのでも、プロット管理用のソフトを使うのでもなく、なぜカードなのだろうか?そして、どうしてわざわざ、紙なのだろうか? カードである理由はシンプルだ。まず、入れ替えの自由が効きやすい...