A&Cステップ

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4.8A&Cステップのおわりに

今回はBS2を応用して、基本とはちょっと違った視点から、物語にアプローチしてみた。第二幕前半が肝になる視点で、「その物語のウリを考える」とか、「書きたい部分を推す」、「鬱展開を推したいなら、早い段階から鬱展開が売りであることを示す」という...
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4.7「負ける気がしないパート」を書ける場所は2つ

映画やアニメを観ていて、「負ける気がしないパート」というのに、覚えはないだろうか? 例えば『マトリックス』を見ているときに、「あ、この感じは絶対、銃弾なんて当たらないだろうな」とか、『天元突破グレンラガン』を観ていて、挿入歌が流れて...
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4.6日常シーンはどこに入れればいいのか?

日常シーンをどこでいれるかについてだ。これについてはある程度、前章で触れたね。第一幕か、第二幕前半だ。その部分を、もう一歩踏み込んでカバーしておこう。 「日常シーン」という括り方が、構成の視点においてかなりズレた分類だというのは、以...
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4.5「ラーメンを頼んだのに蕎麦を出された」と言われないために

先に断っておこう。映画、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』の、クリティカルなネタを割るよ。もしあなたがネタバレなしで楽しみたいタイプなら、先に観ておこう。 さて。 よく言われていた話で、「ラーメンを頼んだのに蕎麦を出された気分...
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4.4あなたの物語の、どこを宣伝するのが効果的か?

専門外ではあるけれど、映画という、非常に大きな興行の世界で使われる宣伝の手法について、ぼくらにも学べることはある。それについて、一つ紹介しよう。 宣伝についてぼくらがすべきことは、作品の内容をちゃんと伝えることだ。例えるなら、時間と...
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4.2サブキャラや脇道に逸れていい場所はどこか?

ここはもう、いつもの消去法だ。第一幕は状況設定で多忙、第三幕は解決のために多忙、第二幕後半はマジな話に引き戻された物語の舵取りで多忙。だから、結果的に第二幕前半に、すべて押し付けることになる。 BS2における、『サブプロット』や、『...
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4.1ギャグシーンはどこに入れればいいのか?

ここまで話してきて、薄々感づいている人もいるかもしれない。 基本的に『お楽しみ』は楽しい話題であり、ミッドポイント以降、事態は深刻化する。それはプロットポイントⅡへ向かうため、話が本筋に戻るからであり、ミッドポイントからは、物語を畳...
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3.3あなたの鬱展開は何に分類されるか?

前回話したように、鬱展開は書いても良い。第一幕で行った状況設定から、読者に何を期待させたかによってコントロールできるからね。 このとき大切になるのは、その物語の鬱展開がBS2上の何に分類されるか、正確に判別することだ。『お楽しみ』と...
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3.2鬱展開を売りにしたいあなたへの抜け道

読者が『お楽しみ』に何を求めるかで、話は全然違ってくる。 鬱展開をウリにしたいのなら、読者が『お楽しみ』に鬱展開を求めるようにすればいい。つまり、第一幕がカギになる。もう一度、先ほどの図を見てみよう。 ■期待させて応えるという...
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3.1読者は本当に嫌いなの? 鬱展開の扱い方

この手の話は、活発にディスカッションされているよね。鬱展開の是非について、「読者は毎日の生活で辛い目に遭っている、読書にそんなもの求めてない」とか。 一理あるけれど、これは単なる市場の声だ。その上、「俺TUEEEだけでは物足りない」...
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