3.1プロットカードに使う紙を用意しよう

CARDステップ

『シーン』と『シークエンス』、この二つを区別できるようになったから、次は、ストーリラインを作って行く。つまり、カードを書く工程に移るんだ。

カード書きは……、そう……、楽しい!いままで雲を掴むような話だった、「カードにメモを書いて、それを並べ替えてプロットを作る」なんてことが、できるんだ!楽しくないわけがない!

……と、その前に、用意するものがある。パラダイムをカードに変換するのだから、カードを準備しないとだ。

これは、必ず必要だ。プロットカードを作れるソフトなどを持っていたとしても、紙のカードを用意してほしい。すぐに用意をできないのなら、ノートやコピー用紙を切って、間に合わせのカードを作ってね。テキストを読みながら、イメージだけでも掴めるようにしよう。

この段階で使うカードのことを、フィールドは『5×3情報カード』と呼んでいる。

5×3というのは、5×3インチのことだ。センチに直すと、12.5㎝×7.5㎝。単にその大きさのカード、メモ用紙ってことだね。

大きさはこの数値に固執しなくていいから、大きすぎず小さすぎないものを選ぼう。

ちなみにぼくは現在、『エトランジェディコスタリカ ブロックメモ BLM-A-01 クラフト 500枚』というメモパッドを使っている。

■撮り方が下手な『エトランジェディコスタリカ ブロックメモ BLM-A-01 クラフト 500枚』

10×10㎝の、何の変哲もないメモパッドだ。値段を気にせずガンガン使えるから、伸び伸びとカードを書けるのが質実剛健で悪くない。Amazon.comで入力してもらえれば出るから、もし悩む時間がもったいないと思ったら、これを使ってみよう。大外しにはならないはずだ。

もしあなたのやる気をブーストしてくれるなら、好きな柄や、キャラクターがプリントされたメモでも構わない。

ただ、注意してほしいのは、1枚めくるたびに値段が頭をよぎるようなものは、避けた方がいいってこと。高級すぎて紙がもったいないようでは、気持ちよくカードが書けない。どんどんたくさん書けたほうが、カード書きは楽しくなる。

選ぶ際に大切なのは、大きすぎず、小さすぎないことだ。大きすぎると余計なことを書き込み過ぎてしまうし、それによって、ミスも生まれる。加えて、視認性が下がって、カードを入れ替える時に一覧しづらくなる。小さすぎると書くスペースが少なくて、カード書きというせっかくの作業が窮屈になってしまう。

ぼくが現在使っているメモ用紙は10×10㎝だから、少しだけ手狭に感じる。そこについては、情報を詰め込み過ぎないための制約だと、好意的に受け止めているけれどね。

もちろん、色々使ってお気に入りを探してみるのも、道具を使うことの楽しみだ。

お気に入りの道具と一緒に机に向かうのは最高だし、より楽しく、書くための準備ができる。かくいうぼくも、お気に入りを探して開拓している最中だから、あなたのおすすめが見つかったら、その時はぜひ教えてほしい。